県政への思い
思えば昭和６２年に初当選の栄に浴し、９期３６年の長きにわたって議員生活を続けてまいりました。偏に皆様の温かいご理解ご支援の賜物と改めて深く感謝を申し上げる次第です。
ひと言で３６年と申しますが、この間、富山県政における出来事は汲めども尽きぬほどで、私もいろいろな事案に関わりました。無念で唇を噛んだこともありましたが、成果をあげたことも数多く思い出されます。
近年の世界情勢は、３年前から始まったコロナウィルス感染症の拡大、昨年２月に始まったロシアによるウクライナへの侵略など、世界全体を揺るがす出来事が続いております。
コロナ、ウクライナのことで不況、恐慌や政治の非常事態が懸念されました。このような状況下、令和４年度の国内経済に緩やかな回復傾向が見られたことは不幸中の幸いでありますが、まだまだ予測を超えた出来事、変化があると心得ておく時代になっていると感じます。
今、この瞬間を大切に
政府は、「これからの日本は、今までになかったような大きな流れに直面する」としています。
大きな要素は、「人口減少と高齢化」そして「インターネットなどの情報化の進化による人の暮らしや社会の変化、多様化」です。
それが将来、具体的にどのような影響を社会に及ぼすのか。今は、ちょうど目に見えて大きな変化を感じる分岐点に差し掛かったところと思われます。今が、大切です、しっかりと変化を見すえて、方向を間違えないようにしなければと感じております。
それでは新しい社会の中にあって、私たちに何が必要なのでしょう？ 明るい富山県、住みよい富山県の未来を実現するためには、目指すべき将来像を明らかにしなければなりません。
富山県議会議員
米原 蕃